バランスを崩して制球が不安定だった初回に1点を失ったものの、2回以降は本来の安定感を取り戻した。4回1死一、二塁では、3月の対戦時に3ランを浴びたサンズをシンカーで見逃し三振。「一球一球考えながら、打者に的を絞らせないようにと思って投げていた。打者の反応を見ながら全球種を使えたことは良かった」と安どの表情を浮かべた。
初回、阪神に1点を先取されたDeNAがその裏、5本の長短打を集めて3点を奪い逆転した。
1番・梶谷の二塁打からソト、オースティンの両外国人が凡退して2死となったが、4番の佐野恵太外野手(25)が左翼フェンス直撃の同点二塁打。開幕から9試合連続安打の新主砲は「(1ボール2ストライクと)追い込まれていたので、コンパクトにスイングすることを心がけました。ランナーを還すことができよかったです」とガッツポーズだ。
続く宮崎敏郎内野手(31)は「得点圏だったのでファーストストライクから積極的にいきました」と初球を右中間へ運ぶ勝ち越し二塁打。6番の戸柱恭孝捕手(30)も中前適時打で3点目。先発の平良を援護する一打に「佐野、宮崎さんのタイムリーの流れに自分も乗ることができました」と笑顔をみせた。